やばいよ面白いよこれ。抗いましたがごろごろ転がってまんまとはまってしまいました。
まだフルコンしてないけど萌えがおさまらん…というわけでジャンル追加します＼(^o^)／
信念を強く持って生き抜いていく王様気質が結構好きなんですが、それに
全部当てはまってしまったという状態…なんてこと。
詳しく語っていたら日記が消えたので（Oh…）諦めて走り書きSS貼り付けるだけにしておきます。


スレンとナランENDをクリアされたお嬢さまのみ続きをどうぞー。
ネタバレ含むのでまだの方はお気をつけて！

スレン純愛BESTが萌えすぎてはげました………
もうね可愛くて！可愛くて！！
だけどナランが…ナランENDはスレンが……｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡どういう事なの…
いえ格好良くてね大好きなんだけどね……
どっちも大好きな私としては何とかならんものかと歯ぎしりした次第でして。
勿論２人の性格や主義的に一緒になんて出来ないのはわかってるんだけど、ど！
そこはまあ２次ドリームということで…

スレン、ナァラ、ナランで甘々嫉妬イベントがほしい！という願望のみで
書いてみました次第です。多分つづく…

＋＋＋

 

（もう朝…）

どんなに嘆いても朝日は昇るのだ。
それは希望の現れでもあるけれども、今はただ胸が痛かった。
隣に寝ていた筈のスレンの姿は既にない。粗野な侵略者に思えた男が
実は勤勉で優秀であり、そして…

「…っ」

そっと手のひらを滑らせれば、そこにはまだ温もりが残っていた。
嫌で…嫌で仕方なかった筈なのに。自分の心は敵への憎しみや怒りで溢れかえっていた筈なのに。

『…ナァラ』

あの男は大切そうに呟くのだ。
髪を撫でながら。頬を肩に押しつけながら。身体を繋げて自分を押し込みながら。
そのたびに不思議と胸がつまって、泣きたくなってしまう。
好きじゃないくせに。ただの妻だと、子供を産む為の存在なのだと思っているくせに。
「やめて…呼ばないで…」
まるで抱きしめられているように耳を甘い声が犯していく。
思わず寝台の中で身を捩った。
初めの印象通り、最低最悪な男であればよかった。
そうであればこんなにも…。

「姐さん」

ノックの音と共に、新たな声が降ってくる。
「…ナラン…」
「食事、持ってきたよ。開けていい？」
「…着替えるから、少し待ってちょうだい」

怠い身体を起こして出迎えれば、仔犬のような目が待っていた。
じっと見つめてくる熱っぽさに、つい目を逸らしてしまう。
テーブルに皿を手際よく並べていく彼の姿を、黙って眺めていると
視線を感じたのかナランが振り返った。
「…っ」
手を取られる。そのまま指を口内に含まれて瞠目する。
「や、ナラン…っ！」
思わず反応してしまう己の身体が恨めしい。
「……兄貴はさ、解っててやってるんだよな、きっと…」
「…ナラン？」
ナランの目はあからさまに胸元に注がれていて、肌が粟立った。
「…痕」
「っ！」
指が舐められた後、そっと離される。代わりにナランの指が私の膚に滑った。
「これ、兄貴の…口づけの痕だよね。姐さんに近づく男への…牽制」
顔が羞恥の余り燃えてしまいそうだ。そこはスレンに昨夜何度も嬲られた場所だった。
「ナラン、お願い…やめて」
「姐さんが兄貴のものだなんて事、ちゃんと俺はわかってるんだ…だけどっ…」
ふいに詰まった声につい目線を合わせてしまうと、真摯に見返してくる茶の目に絡め取られた。
切なげに歪む表情が、ナランの気持ちを痛い程伝えてしまう。
「俺だって…姐さんを苦しめたいわけじゃないんだ！兄貴を…大切な兄貴の幸せを応援したかったんだよ！
なのにっ…！」
心が揺さぶられる。身体が勝手にナランに同調してしまう。
流れ落ちる雫に、抱きしめられても声を発する事も出来ない。
（どうして……）
ぼんやりと考える。
（どうしてこうなってしまったのかしら…）
スレンとは違う口づけを受けながら…考える。
「好きだ、姐さん…好きだよ………ごめん……」
それでも私に巣食う感情がこの行為を悦んでいる事だけは確かで…泣きたくなった。

[3回]